良質な睡眠を確保するための対策

夜通し患者さんのケアにあたる看護師は、昼夜逆転の生活を送ることになり、身体に大きな負担がかかるものです。

そんな中、重視すべきなのが睡眠の質です。

良質な睡眠を確保できなければ、心身共に回復が間に合わなくなり、体調不良を引き起こしてしまいます。

そこでここでは、夜勤後にぐっすりと眠り、疲れを最小限に抑えるための対策をご紹介します。

まず、帰宅したら、出来るだけ速やかにリラックスすることが大切です。

ぬるめのお湯で入浴すれば、入浴後に体温がゆっくり下がるため、自然と眠気を誘います。

ただし、長風呂は逆効果なので、15分程度を目安にしましょう。

また、カフェインを含む飲み物は避けること。

代わりに、カモミールティーのようなリラックス効果を与えるハーブティーがおすすめです。

部屋を暗くし、快適な環境を作ることも快眠には欠かせません。

特に目は光に敏感なので、カーテンをしっかり閉める、あるいはアイマスクを利用すると良いでしょう。

また、耳栓を使用して外部のノイズを遮断するのも良い方法です。

そしてスマートフォンタブレットなど、電子機器の青い光は睡眠の質を下げる原因になります。

寝る前の1時間はこれらの機器の使用を避け、本を読むなどして心を落ち着かせる時間を作りましょう。

また、起床時には、自然な光を浴びるのがベターです。

これにより、体内時計をリセットできます。

最後に、睡眠の質を上げるためには日中の活動も大切です。

可能であれば、少しでも外の光に当たり、適度な運動をしましょう。

そうすることで体内時計が整い、良質な睡眠につながります。